これは承認時においても除外されることが想定されます。
レムデシビルを問題視する前に、ファビピラビルについても冷静な見方が必要です。
- (1) パフォーマンスステータスが2以上の患者
- (2) Child-Pugh分類でグレードCに相当する重度肝機能障害を有する患者
- (3) 透析を必要とする腎機能障害患者
- (4) 見当識障害等の意識障害を認める患者
- (5) 妊婦又は妊娠している可能性のある患者
- (6) ファビピラビル投与開始から終了90日後までの間に,経口避妊薬,子宮内装具又はバリア法 (ペッサリー,コンドーム) 等の機械的避妊具を使用,及びそれらを組み合わせるなどの方法で避妊することに同意できない女性患者
- (7) 上記 (7) に記載した避妊法を用いて避妊することに同意できないパートナーがいる男性患者
- (8) ファビピラビル投与開始から終了90日後までの間に,コンドームを使用することに同意できない患者
- (9) 遺伝性キサンチン尿症の患者
- (10) 低尿酸症 (1mg/dL未満) 又はキサンチン尿路結石と診断されたことのある患者
- (11) コントロール不良な痛風あるいは高尿酸血症の患者
- (12) HIV陽性など免疫不全疾患の合併が疑われる患者
- (13) 同意取得日以前の28日以内にSARS-CoV2に対して抗ウイルス抑制効果が示唆されている薬剤の全身投与を受けた患者
- (14) その他研究責任医師又は研究分担医師が不適格と判断した患者
以上
藤田医科大学臨床研究概要 より(2020年5月7日アクセス)